" THE LABYRINTH 2010"

行ってきました。
人生初、THE LABYRINTH presented by Mindgames。
9/18~20 in 苗場。

これまで、仕事やいろんな都合で参加を断念してきたんだけど、
最も信頼を置いてるダンス・ミュージックメディア、
1位に選ばれているのを見て、今回の参加を決意しました。

本格的なキャンプ型フェスは朝霧JAMくらいしか
行ったことのないわたしとしては、
2泊3日のキャンプ生活はドキドキで、
準備段階から、めちゃくちゃ楽しみにしてました。

・・・で。行ってきた感想は。
ひと言では表せないけど、
とにかく、胸が震えるほど、感動してきた。

遊びに行ってみた結果。
今回のわたしのラビリンスでのテーマは、
何を置いても「自然」と「人」、
あと、そこから派生したテーマとして「仕事」だったなぁ、と。
いつも、何を置いても「音」「音」「音」ばかり
最優先で追いかけてしまうわたしにしては、意外にも。

あの、心臓にダイレクトに響くド迫力のファンクション・ワンと、
音とRAVEを知り尽くしたオーガナイザー陣により創られた環境と、
選りすぐりのDJ陣による
入念に準備されたかなり完成度の高いセットの数々を合わせても、
初めてラビリンスに参加したわたしにとっては、
自然の偉大さに対する畏敬の念、周りの人たちに対するリスペクト、
その両方への感謝の気持ちには、叶わなかった。

2日めの朝、テントで寝てたら暑さのあまり早くに目が覚めたけど、
午前中の殆どを、タープの下に張られたハンモックに寝転がって、
広大な緑とどこまでも広がる青空に包まれ、
日焼けも気にせず仰向けで風に吹かれて、
テントサイトから大分離れたダンスフロアから
微かに聴こえてくる音を遠くに感じながら、
ずーーっと考え事してた。
いろんなこと。

自然のど真ん中で、感じるにまかせて色々考えてたら、
何度も、どうしようもなく心臓が震えて胸がいっぱいになって、
サングラスの下で、涙が溢れそうになってた。
まわりに人がいなかったら、だーだー泣いてたと思う。
(実際、帰ってきた夜に、おんなじようなこと考えて、
部屋でだーだー泣きました。笑)

人は太古の昔から、自然と共存して、
というか宇宙と自然のパワーをお借りして、
その中で、それぞれの得意なことに仕事として携わって、
助け合って、愛し合って、生きてきた。
現代人、とくに都会に生きる私たちは、そのことを忘れ過ぎてる。
3日も自然の中で生活すると、嫌でもそれを思い出す。

わたしが初めて遊びに行った野外フェスはメタモルフォーゼで、
その時にも、同じ種類の気持ちを味わった。
で、朝方、ラストのJah Shakaを聴いて揺れながら、泣いた。
(一緒にいた友達に、びっくりされながら。笑)
それまでずっと晴れていたのに朝方に突然降った激しい雨と、
その後で再び輝き出した太陽に、改めて、
自然に対する敬意の気持ちを、呼び醒まされたから。
自然の中で、一体になって自由に踊る人々を眺めていたら、
そこが天国に見えたから。

その時、東京に帰ってから、
多少なりともエコに対する関心が高まった。
それで、RAVEの役目って、
もちろん非日常の空間で音楽を聴いて
踊って楽しむことでもあるけれど、
やっぱりこういうことなんだなって、心底感じた。
自然に対する感謝の気持ちを、思い出させること。
都会に帰って日常に戻ってからもずっと忘れないように、
胸に刻み込むこと。

だってずーっと都会でふつうに生活を送っていたら、
自然に対する感謝の気持ちなんて、
思わず忘れて(薄れて)しまいそうだもの。

今回のラビリンスでは、あの時メタモで感じた思いを、
もっとずっと強く、ビンビン感じた。


そして、「人」についても、ずっと考えてた。
わたしは昔から、ひとり遊びや自分との対話が大好きで、
これまで、RAVEやクラブでの音遊びでも、
むしろ好んで、孤独の中に放り出されてきた。

今でも、ひとりの時間は好きだし、大事だし、
おそらく世の中一般の平均より、
ひとりで時間を過ごすことは、得意だけどね。

でも、やっぱり、「人」といないとダメだと思った。
ひとりで出来ることには限界があるし、
仕事にしても生活にしても、
周りの人、リスペクトし合える大好きな人たちと
共感し合って共存して協業しないと、
何も生まれないし先に続いていかないって、改めて実感した。


ほぼ3日間、iPhoneの電源を切っていた。
自然のパワーに圧倒されすぎて、
遊ぶことと生活することに一生懸命で、
一枚も写真を撮る余裕もなく、持って行ったデジカメも、
一度もバッグから取り出すこと無く終わった。

3日めのお昼ごろ、会場に残って最後までギグを聴いて
今日もこのままテントに泊まるか、
夜着で東京に帰るか悩みながら、
久し振りに携帯の電源を入れた。
それで、東京に帰ることを決めた。

"もう、お腹いっぱい遊んだ!"って、そのとき思ったから。
東京で、自分の帰るべき場所に帰って、
やるべきことをやろうって、感じたから。

THE LABYRINTH。
噂どおり、凄いpartyでした。
ありがとう。

追記:次に遊びに行くときは、
もっと音楽を楽しんで & 写真を撮る余裕が、
あるといいな。笑

" Let Me D.A.N.C.E. "

わたしとChilly Gonzalesの出会いは、この曲。


一度聴いて、コイツはヤバイと思った。

先週の半ばに、この曲のremix(remake)をしたヤツ(失礼)が
初来日することを、偶然知った。

その時点で、わたしはメタモルフォーゼに行くことになっていた。
一緒に野外で遊びたい大好きな友達、
チケット、車、etc...
お膳立ては、整っていた。

木曜日に、借りてたCDたちを返却がてらジャニスに行って、
Gonzales : SOLO PIANO』を含む新たな5枚を借りてきた。

で。結局、ほかの4枚は、
ほとんど放置されるという結果になった。


まぁ、とは言え、みんなでワイワイメタモ行くっていうのもやっぱり
魅力的なオプションで、
正直、ぎりぎりまで、うだうだ悩んでました。


・・・でも、それを覆しちゃうほど、
強烈な何かを感じたのです、この人に。
なんだろう、それは。
「音楽への愛」なのかな。


LIVE中のトークで、Chillyがオーディエンスに問いかけた。
「俺は、ピアノ・バトルで坂本龍一に勝てるかな?」って。

客席で、思わず、
「うんうんうんっ!」って、力強く頷いていました。
(教授、失礼。)

I'm just so delighted to meet my new HERO. :)

" Dearest Chilly Gonzales "

モーリッツとラリーとヘンリックとトミーとデリックを合わせたより、会ってみたい人がいた。

わたしに、すべてお膳立てが整っていたメタモ2010を、
ボイコットさせた人。

ChillyのLIVE "PIANO TALK SHOW"@pleasure pleasure
渋谷 on 9/4 (Sat.) 。

・・・最高でした。
あなたに惚れました。

あなたは、鍵盤の魔術師です。
真のエンターテイナーです。
そして、使命を持って生まれてきた、音楽家です。

わたしのいちばん好きな曲、"Meischeid" を、
だれか他の人に捧げていたこと、
正直今でも jealousです。

絶対にまた、逢いにゆきます。

Thank you so much for your dedication to MUSIC.