"DEEPER SESSION @module 4/23(Fri.)"

今日の東京はめちゃめちゃあったかくて、
最高気温が25℃までいったとか。あったかすぎ!
GWも目前だし、世間は早くもうかれモードに突入ですね。

さて。そんな今週末は、渋谷は宇田川町の
ディープな地下室、moduleへどうぞ。
粒ぞろいの国産アーティストが一斉大集結した
So DEEEEPなparty、DEEPER SESSION vol.3やってます。


今日は、今回のゲスト陣のうち、
日本が誇るふたりの才能、
Ryo Murakami氏とSTEREOCiTI氏の音をお届けします。

こちら↓は、Steve BugによるPoker Flatのサブレーベル
Dessous RecordingsからリリースされたRyoさんの
シングル、"JUST FOR THIS"のThe Revenge Remix☆
ガン渋です。


はじめこの曲聴いたとき、Ryoさんの曲って知らなくて、
"ヤバイな〜これ。誰の曲だろ??"って思ってました。

で、そんなRyoさんの↑の曲が収録されてる
STEREOCiTI氏の最新mixはこちら。↓
こちらもガン渋。大人の色気を感じてください。



ちなみにこのmixの1曲めは、
Chez Damier - WhyのSTEREOCiTI Remix☆
年内リリース予定だそうです。


このふたりのみならず、不良ミニマル番長 (?!) masda氏、
ラウンジゲスト陣の渋谷ユニオン代表sin氏、
代官山コンバイン店長kiccio氏、
Timothy Really デザイナー&VJ&DJのtosi氏、
おなじくTimothyチーム主宰のNGtom氏、
そして本partyレジデントTomotsugu Kondo & y.両氏。

全員、個性あふれる選りすぐりのDJ陣。
共通項は "DEEP" です。

間違いなく、今週金曜、都内でいちばんDEEPなpartyになります。

can't wait to see you at module!
LET'S GO DEEEEPER!!!!! ;)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
2010.04.23 (Fri)
------------------------
DEEPER SESSION vol.03 @MODULE 渋谷
------------------------
OPEN: 22:00〜
DOOR: ¥2500-1D/¥2000-1D(W/F)
※4月生まれの方、エントランスフリー

◆B2F◆
GUEST LIVE
Ryo Murakami[panrecords/Relaxine/Quinteessential]

GUEST DJs
STEREOCiTI[Mojuba/moved]
masda[CABARET/toboggan/coupe]

Resident DJs
Tomotsugu Kondo[DEEPER SESSION/Ni.com/self service]
y.[DEEPER SESSION/:::RELEASE::: /y-neck]

◆B1F◆
GUEST DJs
Sin[Waltz/goodnight]
Kiccio[back to nature/Combine]
Tosi[Timothy Really]
NGtom[Timothy Really]

Art Director
Rinpei Yoshida (Design Jackson)


■Event Infomation

現在、ゆっくりとそしてじっくりと成長を続けるNEW DEEP HOUSEシーン。
深いハートと共にDeepなGrooveを追求し活動を続けるアーティストを常に招聘し 新たな house music の可能性とそれに波形する新たな世界を追求し続けるすべての方々の社交場となればと思い始まったDEEPER SESSION。

第三回目となる今回はGuest Liveに日本が誇る世界標準アーティストRyo Murakamiを招聘。自身のレーベルpanrecordsと共に更に進化を続ける彼のスペシャルライヴセットは必見である。

またGuest DJにはDeeper Session二回目の出演となるSTEREOCiTI。
宇宙にも及ぶ音の風景を表現し続け、worldwideにnew deep houseムーヴメントの核に立ちつづけるDJ/プロデューサーである。

そしてもう一人。静岡を拠点に活動を続けるDJ、Masdaである。
彼の主な活動は、静岡にて彼が主催するパーティーcoupeをはじめ、Unitにて行われている超グルーヴ志向のパーティーcabaretや、大阪Sansuiではtobogganと活動範囲も広く、その実力はDaniel Bell,Cassy,Jan Krueger等からも厚い信頼を得るほどである。

DEEPER LOUNGEでは、究極のリスニング空間を提唱するレーベルTimothy Reallyの超重要人物NGtomとTosi aka mickeeを招聘、そしてDEEPER SESSIONの記念すべき第一回目のオープニングアクトを務めてくれたSin、Loungeの肝となるDJにはcombineの店長にして生粋の音楽マニアであるDJ、kiccioを招聘。

DEEPER SESSIONが最も信頼するDJ陣でハウスミュージックの持つふくよかなサウンドと共にLoungeに上質な音楽と斬新なグルーヴを届けてくれるだろう。

■Artist Profile

GUEST LIVE

Ryo Murakami
[panrecords/Relaxine/Quinteessential]
幼少期よりピアノに親しみ、のちにシンセサイザー、ドラムマシンなどのアナログインストルメンタルへ傾倒していく。クラシックなハウスミュージックとミニマリスティックな現代音楽の両面を備える、未来志向のディープハウストラックは最小限かつ最良の素材、緊張と解放の狭間を進むシーケンスでオーディエンスをダンスミュージックの深みへと誘い、そしてシーンを次なる展開へと導いている。今後控えるEUツアーや、世界各国からのリリース、そして自身のレーベルpanrecordsの立ち上げなど、エレクトリックミュージックを次なる高みへと運ぶ活動に目が離せない。
http://www.myspace.com/ryomurakami
http://soundcloud.com/ryo-murakami

GUEST DJs profile

STEREOCiTI
[Mojuba]
伝説のclub、maniac loveにて毎週土曜日に開催されていたパーティ「cycle」にてhouse DJのキャリアをスタートする。ブラックルーツミュージックに奥深く、一貫した意味でのディープネスなスタイルを、ハウスを軸に表現する。宇宙にも及ぶ音の風景を表現したスタイルは、言葉で表すにはあまりにも深い。Mike HuckabyやRuss Gabrielらにその才能を見いだされ、世界に向けてDJ mixや楽曲が発信された後、08年にスペインのDeep explorer musicよりEP『Citifunk EP』、Scott FergusonやBaazらとのカップリングEP『Up to the surface』をリリースする。2009年にはドイツのMojubaとの専属契約にサイン、EP『early light』が発売され、LawrenceやDaniel Bellをはじめ多くのDJがプレイ、ドイツの音楽誌「debug」のチャートで2位にランクインを果たす。09年11月にはberlinはpanorama barで行われているMojuba Nachtに召還されプレイした。10年春には同レーベルより2nd EP、またアルバムのリリースも決定している他、Ferox Records主催Russ Gabrielとのユニット『blau sofa」でのリリースも予定している。現在、東京の地下よりworldwideに発信するnew deep houseムーヴメントの核に立つDJ/プロデューサーである。
http://www.myspace.com/stereociti

masda
[CABARET/toboggan/coupe]
90年代後半、留学先のロンドンでDJを開始し、帰国後大阪千日前鶴の間で行なわれていたマッドなテクノ・パーティquopにレジデントDJとして参加。 quopではDaniel BellやSteve Bugといったワールドクラスなゲストを交えながら自身もDJとしての現場感覚を鋭く磨いていった。ミニマルで色気のあるベースグルーヴをハウス・マナーで途切れなく引っ張りながら、時折イレギュラーで捻れた音を挟み込むDJスタイルはとびきりファンキー。現在は東京Unitにてsuffragettes の面々とcabaret、大阪Sansuiにてtoboggan、静岡にてcoupeを拠点に、常に新しいグルーブを探求し続けている。
http://www.myspace.com/djyukimasda

RESIDENT DJs////

Tomotsugu Kondo
[Deeper session/Timothy Really/Ni.com]
幼少の頃よりピアノを習い、家族の影響を受け、様々なArtist、音楽に囲まれ育った彼は その後、多摩の自然溢れるStreetでHip Hop DJの先輩方と出会いHipHop、Abstract、Electronica、Jazz、Rock、Dub、Ambient など幅広く、そして深く音楽を探求する。その後、Deep Houseの洗礼を受け、現在はまさに彼が求める様々な要素を含むNeuHouse を掘り下げ、日本人ならではの繊細で温かい感覚を研ぎすまし彼独自のDeep Grooveを追求し奏でるDJ。様々なイベントでの出演で高い評価を受け、その他にも都内CLUBのBookingやy.と共にDeeper Session @ Module、上落合にあるsoupにてNi.comなどジャンルに囚われず上質なEventPlanning, Produceなども手掛けシーンの裏からも活動し、現在楽曲制作も精力的に行っている。

y.
[Deeper Session/:::RELEASE::: /y-neck]
東京生まれ。ロック、レゲエ、ダブ、またヒップホップ、ブレイクビーツなどのルーツミュージックを経て2000年頃からエレクトロニカ、アンビエントなどの電子音楽に傾倒する。 後にトランスミュージック、シカゴ、デトロイト、ミニマルテクノ/ハウスなど様々なジャンルへと渡りながらダンスミュージックに特化したDJ活動を開始する。現在はデトロイトディープハウス/ミニマル/ビートダウンやジャーマンビートダウンなどを軸とし、ジャジーでドープな未曾有のアンダーグラウンドハウスグルーヴを開拓すべく精力的に活動中である。
http://www.myspace.com/yusukeabe

-B1-DJs

Sin
[waltz]
1988年ダンスとダンスミュージックに出会う。1993年ターンテーブルに出会う。1998年頃よりDJ活動を始め現在にる。disco,hiphopから始まったそのダンスミュージックジャーニーはjazz,house,techno,afro...etcあらゆるものを通過しながら現在も進化系で続いている。様々な音楽の中にあるファンクネスを自らの感性で抽出し選曲、直感でプレイしグルーヴを紡ぐ。
http://www.myspace.com/shinjimisumiakatryangle

NGtom
[Timothy Really]
Timothy Really 主宰。1995年、Slick Lickの気だるいラップとThe Roots、そして実兄の影響でミドルスクールHipHop DJキャリアをスタート。2000年レイブカルチャーとの化学反応により脳内革命が勃発。この頃に某HipHopレーベル設立に参加。渋谷FMや都内イベントでプレイするようになる。2005年独立し《究極のリスニング空間》をテーマにしたTimothy Reallyを設立。ブラックミュージックを軸としたシリアスかつ挑発するようなメッセージ色の濃い楽曲を織り交ぜたスタイルは、他とは一線を画すオリジナリティと黒い輝きを放っている。
http://www.timothyreally.com

TOSI
[Timothy Really]
究極のリスニング空間を提唱するレーベルTimothy Reallyのレーベルディレクター類稀なるアートディレクションの才能のみならずA&Rとしてもセンスを発揮し洗練されたアンダーグラウンドミュージックを世に知らしめ続けている。また、ウェブデザインやVJ等多岐に渡る活躍をする彼のDJはアートディレクションにも現れているように非常にユニークで独創的である。また楽曲製作においてもその才能を発揮しており、進化するハウスグルーヴを追求し続けている。
http://www.myspace.com/mickee0110
http://www.timothyreally.com

kiccio
[back to nature/Combine]
combine代官山店の元ヤンスケベ店長。「すべての音楽は女につながる」というだけあって、腰の座った安定感抜群なプレイスタイルは、「小さい伊良部」との異名をもつ。ヤンキー時代にヒップホップと出会い、DJとしてのキャリアをスタートさせて以来、常に迷走をつづけている。
http://www.combine.jp/


Art Director
Rinpei Yoshida
[Design Jackson/Deeper Session]
Mail : rpj@design-jackson.com
-------------------------------------------------

contact : deepersession@gmail.com
Twitter : https://twitter.com/deepersession
facebook : http://www.facebook.com/home.php?ref=home#!/group.php?gid=312326453436
mixi : http://mixi.jp/view_community.pl?id=4850102
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

"MOODMAN & Maurice Fulton on Dommune."

今夜(4/19)のDommuneは、Moodman氏と
Maurice Fultonという豪華セット☆

で、そんな今日は、その前19:00〜の
野田努氏×田中宗一郎氏の対談から通しで
Mac前に張りついてしまいました。。。
(その間に本一冊読み終えたけども)

ハイ。ミーハーなオタクです。


で。個人的に、やっぱり最近の気分的に
ユルめ、生楽器、Soul等がドツボらしく、
体が勝手に反応しちゃう。
Back to、'90年代終わり〜'00年代始めの
青春時代を共に過ごしたDance Classics★

で。今夜のお二人のプレイリストから
個人的にうれしかった曲たちです。↓


【Moodman氏のプレイリストより】

Montana Sextet - Heavy Vibes (1982)


Central Line - Walking Into Sunshine - Larry Levan Remix (1981)

この曲とかまじ、懐かしすぎる★

Donald Byrd - Love Has Come Around (1981)


【Maurice Fulton氏のプレイリストより】

Kurtis Blow - The breaks (1980)

これも、一瞬にして青春時代がよみがえる一曲。

あと、Mauriceが最後から2曲め(Janetの前)にかけてた
アコギの刻みの入った曲が超ドツボ☆で、
Macの前で揺れながらも泣きそうになってたんだけど、
なんて曲だったんだろう、、、
どなたかわかる方いたら、ぜひ教えてください!!

しかし、これらの曲を何気に聴いてた10年前の当時は
知らなかったけど、てか意識すらしてなかったけど、
どの曲も見事に'80年代あたまの曲だったのね。

時代は進化しつつも繰り返す。
So does MUSIC, I guess.

"ブラック・マシン・ミュージック"

先週読んだ本。
野田努さんの『ブラック・マシン・ミュージック』。


ディスコ以降の、ファンク、アシッド、ロック、
デトロイト・テクノといったブラックミュージックの歴史を、
アメリカの社会変容をふまえつつ仔細に綴った
非常にリアルなダンスミュージック論。

時代的にはちょうど、以前にこのブログにも書いた
『Love Saves the Day』(by ティム・ローレンス)
以降にあたり、わたしの中では繋がりがあって、読みやすかった。
また、世代的に自分により近いというのもあると思いますが
個人的には野田さんのご本のほうが一層リアルで迫ってくるものが感じられ、ぐいぐい読んでしまいました。

というか、野田さんのダンスミュージックに関する博識っぷりには改めて、ただただ感服。尊敬あるのみ。
この本を読んで、わたしって本当に何も知らずに
ただのほほんとダンスミュージックを聴いてたんだな〜って
思わされた。

「ソウル」や「デトロイトテクノ」って言葉、
その起源もよく知らずに単なるジャンル分けの単語として
気軽に使ってた。
でもそれらの音楽には、「かっこいい」なんて
軽々しいひと言じゃ到底表しきれない程、複雑な社会的背景も
含めて、もっと深くて重くて熱いものがつまってる。

デトロイトのゲットーで育った彼らのハードな体験や心境は、
現代の東京で、恵まれた環境に生きるわたしには
どうしたって理解しきれないと思う。

でも、彼らの音楽に対する思いは、理解できるように思う。
だってわたし自身も、これまでの人生のいろんなシーンで
何度も音楽に助けられてきたし、
今なお、日々、生きる希望を与えられ続けているから。

あえてブックレビューはしませんが、
心に留めておきたいアツくて素晴らしい節がたくさんあったので、以下に引用させていただきます。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
↓以下、『ブラック・マシン・ミュージック』(野田努著)より引用


『反逆するにはこの世界はあまりにも大きくて、複雑だ。が、だからといって世界に服従できない者は、心の奥深いところで感じることを感じ、そのフィーリングを頼りに歩いていくしかない。
クラブのキッズが自分の曲を好いてくれる、そのささやかな出来事に喜びを感じるラリー・ハードの姿、それが「人生を甘受する」ことなのだ。"Can You Feel It"はそのささやかな、世界から見たらたわいもない喜びを、今という瞬間においては世界の隅々にまでいきわたらせる魔力があった。』


『デトロイトに住む黒人の多くは、社会的な地位からも富からも
遠い存在としてこの世に生まれてくる。
彼らは白人のように一生懸命に勉強したところで、
将来が保証されているわけではない。ゲットーでは、
社会的に弱い者同士が互いを傷つけあうことすらままある。
自分は必要とされていないのに生まれてきたような気持ちを味わう。
こうしたハードな状況で彼らが生きていくとき、頼りにするのは
自分たちのソウルしかない。着ている服や住んでいる家などでは
なく、すべてを奪われてもまだそこに残されたもの。
それがソウルだ。』


『90年代前半にデトロイトとヨーロッパで湧いたテクノ・ムーヴメントは、いろいろな意味で価値のあるものだった。まずそれは、アンダーグラウンド・ミュージックが12インチ・シングル主体のクラブ使用のものだけに限定されるものではないことを指し示す動きだった。アルバム単位のひとつの作品としてこの音楽が聴かれることを望むかのように、テクノを指標するクリエイターはダンスの約束事から自由な態度で独創的なエレクトロニック・
ミュージックを創造した。
が、しかしアンダーグラウンド・ミュージックはクラバーたちだけのものではないのだ。
誰もがそこに参加できるものであり、つまらないルールから自由であるべきものだ。
この時期のテクノ・ムーヴメントがその下地を用意したことはたしかであり、それはほかのジャンルでは起こり得なかった飛躍的な拡張だった。』


『そして宗教性を持たないミルズのブラック・ミュージックの目的は、「人の注意を喚起することだ」と言う。「ひとの長い一生のうちのその曲に触れる数分間で、そのひとのものの見方がその後永遠に変わるかもしれない。
しかも願わくばポジティブな方向で。だからこそ、ぼくにとって音楽をやることは価値があるんだ。それがもっとも重要なことだ。
<アクシス>よりも、URよりも、ぼく自身よりも、ひとびとの理解や意識の方がよほど重要だ。それがぼくのやろうとしてることだ。だから音楽以外の方法もいつも模索している。』


『ジェフ・ミルズが1995年からはじめた“ザ・パーパス・メイカー”(目的作り人)のシリーズは彼の思想の賜物だ。
答えそのものよりも、目的を作ることそれ自体が重要だ、ミルズはそう言う。パーティに意味はない。それ自体を楽しむことが重要であり、そして人間の快楽とは、身体や心だけではなく、頭を使うこともまた楽しいのだ。』


『「ルーツ、彼らなしではおまえは強い風に吹き飛ばされてしまう木のようなものである。リズムと音楽はおれたちが何者であるのかを教え、そして生きていくための唯一のものである。
ソウルは彼らの敬虔を継承することなのだ。
ルーツ、音楽とソウル、これらを無くしてはおれたちは道に迷い、盲目的になり、未来を見つめることができず、毎日を克服できない。」
 それはバンクスが自分自身に言い聞かせているようでもある。
そしてレコード盤のD面には次の言葉が刻まれている。
「ソウルは買えやしない。おまえらの努力には悲しみさえを感じるぜ」』


『マイク・バンクスは説明する。(中略)もし本当に
エネルギーのレヴェルが落ちているのなら、それはなんか
オーディエンスが訓練を受けてきたからじゃねぇかと思うんだ。
どんな服装ならクールか、どんなドラッグをやればクールか、
どんな踊り方なら笑われないか、とか。おれたちは
そこからは離れるぜ。モデル族のようなやつらのために
やってるわけじゃないし、そんなやつらの型にはまった
御用達の音楽なんかに興味はない。やつらに媚びてまでも
パーティをする気もないしな。
 おれたちは苦闘し格闘しているやつらの音楽を作っている。
そんな連中にとってこそ、人生はパーティなのさ。週末が来れば、連中は音楽を感じて、踊るんだ。おれが音楽を感じて欲しいと言うのは、そういうことなんだ。そこには定義も分類もない。だからパーティは面白いはずだし人生にパーティは必要なんだ』


『セオ・パリッシュは次のように説明する。(中略)
「そりゃ、誰もが創造性を使って金を稼げるわけじゃないさ。
だからこそ、それをやっているひとはなおさら社会のことを
考えていなくてはならない。月曜から金曜までハードに働いているひとに対して、つまらないDJを聴かせるわけにはいかないよ。
来てよかったと思えるようなものにしなくてはならないと思う。
彼らを退屈させたら、何のためにDJをやっているのか
わからないからね。
デトロイトに踏む実に多くの黒人はフォードの工場で働いている。とてもハードで機械的な仕事だ。デトロイトの東側だけじゃなく西側でも、東京にだってそういうひとはいる。ぼくたちはそういうひとたちの心を満足させなければいけないし、来て良かったと思わせなきゃならない。それがまず、DJに課せられた最低限の使命だと思うんだ。
それに創造性はむしろ金持ちの連中に欠如していることなんだ。
ぼくは今真剣に、オルタナティヴの必要性を感じている」』


『アンダーグラウンドとは自分たちが面白いと感じたことを
とことん追求できる場所なのだ。
たとえそこに30人しか集まらなくても、
そこには本物の世界があるじゃないか。そして対抗文化としての
大衆音楽を考えた場合、アンダーグラウンドは今でも大きな可能性を秘めている。
アンダーグラウンドは、音楽シーン再編への情熱でもあるのだ。』

© Tsutomu Noda / Kawade Shobo Shinsha, All Rights Reserved.


ご興味を持たれたかたは、ぜひご一読を。

Today's tune : Mr Fingers - Can You Feel It

"neu music feat. Masayoshi Fujita & Jan Jelinek"

すっかり春めいてきた今日このごろ。
服装も身軽になって、つい夜遊びに出かけたくなるシーズンが
いよいよ到来してうれしいかぎり。
(シーズン問わず年中遊び歩いてるっちゅう噂もありますが。。笑)

今週末も、各地で見逃せないpartyが繰り広げられてますが、
わたしは明日はコレ☆

"new music feat. Masayoshi Fujita & Jan Jelinek"


前衛ミニマルアーティスト Jan Jelinek氏と、ベルリンを拠点に活動するヴィブラフォン奏者&エクトロニカプロデューサー、藤田正嘉氏による共同プロジェクトMasayoshi Fujita & Jan Jelinekが日本初のLive公演☆ということで、かなり楽しみ。

昨日からずーと音源を聴いてるのですが、
この音世界は、浸れます。

しとしと春雨が降っていた昨日のお天気にもぴったりで、
本読みながら、ひたすらリピートしてました。
生で聴いたら、さらにどっぷり浸ってしまいそうな予感満載...☆

とにかくちょっと、聴いてみてください。
Masayoshi Fujita & Jan Jelinek - Bird, Lake, Objects


プラス、明日は、写真家としても活躍している
AOKI takamasa氏が、
ご自身が撮りためた写真のコレクションとともに
ビジュアル&サウンドインスタレーションを展開されるとか。

青木さんの写真はいつもblogでも拝見していて大好きなので、
こっちもかなり楽しみ☆

See you at unit!:)

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「neu music 」

Date / 2010.04.09
Time / 23:30-
Venue / UNIT
Cost / ADV 3,000yen / DOOR 3,500yen / WF 3,000yen


多様な時代の音楽と共に歩み、その時代を代表する芸術家やアーティストを現在の視点から捉え、プロダクトとして、または、純粋なるアートとして提案、発信する「museum neu」が主催する「neu music」。今回はドイツ、日本のエレクトロニカアーティスト達が一同に会す。
古くはFarben名義で活躍し、名門"~scape"からの、レコード ノイズまでをも音素材としたジャズのアナログ音源のサンプリングで構成された「Loop-Finding-Jazz-Records」をはじめ、数々の前衛的なサウンドでミニマリストたちを魅了してきたJan Jelinekと、ベルリンを拠点に活動するヴィブラフォン奏者、エクトロニカプロデューサー、El fogこと藤田正嘉(ふじたまさよし)による共同プロジェクトMasayoshi Fujita & Jan Jelinekが、2010年3月にリリースされたファーストアルバム「Bird, Lake, Objects」を携え日本初公演。そして、近年は写真家としても活躍している日本が世界に誇るニューエイジAOKI takamasaが、自身が撮りためた写真のコレクションとともに、その世界観を視覚、聴覚へ双方へ、インスタレーションという形でアウトプットする。

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UNIT (B2F)
-LINE UP-
LIVE :
Masayoshi Fujita & Jan Jelinek (Faitiche)
Aoki Takamasa / photo installation set(op.disc / commmons / fatcat records / Cirque / PROGRESSIVE FOrM)

DJ :
Ryujiro Tamaki(Public Image / Timothy Really)
yone-ko(CABARET / Runch)
Tosi (Timothy Really)

SALOON (B3F)
DJ :
DJ Pi-ge(Organza / TRES VIBES)
Sisi(Timothy Really / Real Grooves)
HIRO (SLEEPING BAG)
ryota arai (SOUND of SILENCE)
Takahiro Ito (4K [sik])

UNITタイムテーブル

23:30 - Tosi
01:00 -Masayoshi Fujita & Jan Jelinek
02:00 - yone-ko
03:00 - AOKI takamasa
04:00 - Ryujiro Tamaki
05:00 - CLOSE

※未成年者の入場不可・要顔写真付きID

TICKET : 3/19(FRI) on sale!
チケットぴあ 0570-02-9999 [P]102-491
ローソン [L]75682
e+

INFO : museum neu

Masayoshi Fujita & Jan Jelinekインタビューページ
AOKI takamasa OFFICIAL WEBSITE
Timothy Really

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Jan Jelinek
ドイツ出身のミュージシャン。幼少時より音楽に興味を示し、特にダブやジャズ、ソウルなどのジャンルに惹かれる。1998年よりFarbenの名 義で活動を開始する。この名義では、一貫してフランクフルトにあるレーベルKlang Elektronikより作品をリリース。 2000年、~scapeよりJan Jelinek名義での初作品を発売。翌年には1stアルバム"Loop-finding-jazz-records"もリリースした。この作品はタイト ル通り、古いジャズ作品を素材としている。 またこの年の9月来日を果たし、Computer Soupと即興セッションを行った。この模様を収めたライブアルバムが翌2002年に"Improvisations And Edits Tokyo, 09/26/2001"としてSoup Diskからリリースされた。2003年にはTrioskというユニットとコラボレーションし、"1+3+1"をリリースし、以降も~scapeレーベル よりアルバムなどをリリースしている。


Masayoshi Fujita a.k.a El fog
現在ドイツ・ベルリンを拠点に活動する藤田正嘉によるソロプロジェクト。ヴィブラフォンをメイン楽器として演奏し、ライブサンプリングやループマシン等を用い演奏・作曲をする。ダブ、ジャズ、エレクトロニカ、ヒップホップ、クラシックなどの音楽からインスピレーションを受けながら、独自の世界感を 追求する。2007年3月、Remote Viewer が主催するイギリスのレーベルMoteerよりアルバム”Reverberate Slowly”をリリース。2009年9月に、aus、ミヤウチユウリ主催のレーベルflauより、2ndアルバム”Rebuilding Vibes”がリリースされる。マスタリングに、scapeのpole (Stefan Betke)、mixingにAOKI takamasaが参加。2009年1月には、ベルリン最大のエレクトロニックミュージックフェスティバル、Club Transmedialeに出演しPan Sonic, Tilman Ehrhorn, Yasunao Tone, Shibuya Keiichirouら他多数と共演。


AOKI takamasa
1976年、大阪生まれ。現在はドイツ・ベルリン在住。
エレクトロニック・ミュージックの枠組みすら軽々と飛び越えながら、新たな音楽の地平を切り拓く気鋭のアーティスト。2008年に commmonsからリリースしたアルバム「Private Party」では自身のルーツであるファンクという要素を徹底して分解し突き詰め、きわめて有機的で密度の濃い、セクシーでソリッドなマシーン・ミュー ジックを作り上げてみせた。彼のキャリアのなかでもひとつの到達点と言ってもいい傑作。2010年1月、坂本龍一やSKETCH SHOW、HASYMO、半野喜弘の楽曲のリミックスと自身の楽曲のセルフ・リミックスを纏めたアルバム『FRACTALIZED』を発表。青木孝允はい まだ言語化されていない時間や空間の表象を音楽あるいは音そのものが持つ身体性をもって具体化させることができる、稀有な才能を持った音楽家だ。


about 「Masayoshi Fujita & Jan Jelinek/Bird, Lake, Objects」
Jan Jelinekと日本人アーティストMasayoushi Fujitaによる共同プロジェクトMasayoshi Fujita & Jan Jelinekによるファーストアルバム。あえて楽器ごとにトラックを別々にし、広いスペースのなか1本のマイクだけという不安定な環境でレコーディング が行われ、意図的に音数を減らし、また予期せぬ外部からのノイズもそのまま含まれたという、内省的で実験的な作品。Masayoshi Fujitaが演奏する神秘に満ちたヴィブラフォンを核に、繊細でディープなレイヤーとささやかなメロディーが制御された圧倒的なアンビエント。2010 年3月Jan Jelinek主宰レーベルFaiticheよりリリース。

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