" Ich ♥ Berlin... "

この、尋常ならざる寒波の影響を受け、
わたしの帰国便も、まさかのキャンセル、
食らっちゃいました、、、
おかげで、おまけの1日 @空港近くのホテル
(booked by 航空会社)in ベルリン、
心ゆくまで堪能中でございます。


ああ、、、
元気ぶってるけど、本当は、だいぶ切ないんです。
この街を去るの。。。

ぶっちゃけて言うと。
この街と、恋に落ちました。わたし。


"「水が合う」って、こういうことを言うんだな " って。
こっちへ来てすぐ、それこそ肌で、感じたの。
基本、超不規則ライフだったけど、
ベルリンにいる間じゅう、お肌の調子すこぶる良かったし。
(単に睡眠足りまくり、っていう噂もありますが。笑)
なんと、髪質まで変わっちゃったしね!!!(まじで)

音楽や、クラブや、アートなど、
わたしの好きなものたちに関する環境は、
噂に聞いてたとおり(いや、それ以上)に、
仰天するほど良かったし。
それに、この極寒の時期に
好き好んでこの街にいる人たちとは、
言わずもがなで気が合う確率が圧倒的に高い、
というnoraneco統計(笑)も、出ました。

こっちで出逢って仲良くなった人たちとは、
2ヶ月という短期間だったけど、
それでもすごく濃くて大切な人間関係を築けたって、
自負してる。


ベルリンで出逢った、猫たち。


このほかに、前回の日記に載せたSugar(
)と、
唯一未公開の、Sugar(♂)がいるよ。
(でも、共感するのは断然猫だけど、犬も好き...♥)


彼ら(とくに、真ん中の写真の、
ムント a.k.a. "おっさん"。笑)と出逢ったおかげで、
ずっと長いこと忘れていた大切な感情を、
心底思い出しました。
"noranecoって名乗るの、もーやめよっかな〜、、、"
って、真剣に考えちゃったくらいです。。笑


それから。
ベルリンを訪れるに当たり、どうしたって、
避けては通れない事実について。
ベルリンの、この独特な文化やアートを形づくる
元となっているものは。
東西に分断されていた暗く重い過去の存在に拠るところが、
やっぱりどうしても大きいんだな、ということ。
こっちへ来て、いろんなものを見て、聞いて、体験してみて。
ひしひしと、感じました。
溢れ出る感情や、遣る瀬ない怒りや悲しみや切なさを、
アートや音楽や、文章や、建築や etc. 、、、
そういう手段をつかって表現することで、吐き出すしか、
術が無かったんだろうな。って。
だから、ベルリンの持つこのアート性は、
必然的なものなんだと思う。
全世界にとって。


帰る前に一度、
壁(イーストサイド・ギャラリー)を、
じっくり見ておきたくて。
クリスマス明けの朝、雪降るpanorama bar帰りに、
タクシーで壁沿いの道路を走って通ってもらって。
見て来た。


・・・言葉は、出なかった。


どうして人々は、争い合う必要があったんだろう???
本当は、元々は、ひとつだったのに。
お互いを思い遣り合えることは、
それだけで、こんなにも、美しいのに。

ベルリンだけじゃない。ドイツだけじゃない。
日本だって、例に漏れない。
傷つけ合い、争い合い、殺し合った。
醜い過去を持つ。


あの時代から、もう大分、時間は経ったけど。
おなじ地球のどこかで、誰かが争い合っている以上、
愛が足りなくて苦しんでいる人がいる以上、
まだ、忘れちゃいけないと思った。
現代の常識では、考えられない事だらけだけど。
それでも本当に起きていた歴史的事実から、
目を背けちゃいけないと思った。
事実を知り(or, 少なくとも、知ろうと試み)。
たとえ、それを実際に経験した人たちから見れば、
あまりに些細な痛みであったとしても、
もし、心から痛みを感じたなら。
その痛みを、心に刻み込んでおくことだ。
そして、過去に起こった醜く浅ましい過ちを、
決して繰り返さないようにすることだ。
そして、たとえ、自分ひとりで出来る事は微力であろうとも、
より良い時代を創ろうと、願って行動するだけだ。
地獄の時代の終わった現代に、
生まれてこられたわたしたちの務めは。




また、きっと戻って来るから。
(今度は、雪のない時期に。)
それまで、いい子で(?)待っててね。

Ich ♥ BERLIN.....
xoxoxo


1 コメント:

匿名 says
2011年1月10日 10:22

まあ、元旦に間に合って良かったとさ。
今年もよろしくね~。