"『DJバカ一代』By 高橋透 "


18歳のころ、友達の影響で一瞬ハウスにハマりかけ、
さわりだけでも勉強(?)しようと、ハウスダンサーの友達に
「なんでもいーからハウスのCD貸して」と言ったら出てきたのが、
『EMMA House』『Ko Kimura(の、なんだったかな〜...)』
Incognito Remixed』(当時は知らなかったけど、
後から気づくと "Always There" David Morales Remix とか入ってる)。

そして、『
Legend of GOLD』『Future of GOLD』という
2枚組のコンピーレーションCD、だった。

「GOLD」というのが、芝浦にあったらしい
伝説のクラブだということは、その時知った。
あくまでも、知識としてね。

それから数年、どちらかというとHip HopやソウルやR&Bを
好んで聴き、踊るようになった。

そして大学を卒業して社会人になってから数年間、
クラブ活動そのものを休止していた。
まわりの友達がクラブに行かなくなったし、
自分自身も仕事が忙しくなり、
“そっか。もうチャラチャラClubとか行ってる場合じゃなくて、
ちゃんとオトナにならなきゃいけないんだな” って、
何を思ったか22の若さで、中途半端に悟ったような気に
なっていたから。
(今思えば、なんもわかっちゃいないです)

26で、自分の第二の故郷でもあるNYに渡り、
好きなことを追いかけ続けている人たちにたくさん出会って、
ある意味アイデンティティを失い、
そして再びアイデンティティを見出し、28で帰国。
人生は、もっと自由でいいんだなってわかった。

and then、クラブ活動再開 in Tokyo。

クラブは単なる遊び場で、何も生み出さないって言う人もいる。
そう思う人にとっては、そうでしかないだろう。

でも少なくとも、わたしにとっては、、、
もっとずっと、それ以上のもの。

どれだけの出会いやストーリーや喜びや彩りを、
わたしの人生にもたらしてくれただろう。

クラブってある意味、アンダーグラウンドな空間で
閉じられた感じのするカルチャーでもあるだろう。
でもだからと言って、限られた人たちだけのものだなんて思わない。
それは、誰もが参加できるコミュニティ。

でもそもそも、その存在や楽しみ方を知らなかったら、
そこに参加すら、出来ないんだよね。


・・・全然、ブックレビューになってない。
でもわたしは
この本を読んで、
高橋透さんのそういう、
「本物のクラブカルチャーを広めたい、
少しでも多くの人に知らしめたい」
っていう真髄、ピュアな心意気を、ひしひしと感じ取った。
気がします。

DJバカ一代
高橋透氏、まじでカッコいいです。

RESPECT!!!!!

MFSB - Love is the Message (Danny Krivit Special Edit)

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