"eleven, THE CLUB"

昨日の The Dawn of a New Beginning "eleven opening weekend party" eleven、はしゃぎすぎて、最後のほう、
ひさびさ軽く記憶飛ばしました、、笑

2008年夏、ニューヨークから帰国したその週末に、
YELLOWが閉店した。
その日以来、I've been waiting for this day, so bad.


愛すべきクラバーたち、みんないて(全員ではないけど)、
メインフロアもラウンジもbarも、
どこもかしこもいい音とヴァイブスで満ちあふれてて、
"THE CLUB"ってかんじだった。

わたしにとってのクラバー大先輩&狂ったツレ(笑)の
トモコ先生が、
「この一体感、ほかではないよね。」
って、しみじみ言ってた。

好きなハコや居心地のいいハコはほかにもあるけど、
ホント、そんな感じだった。


地下にはもうひとつの世界が広がってるって、よく思う。
ときどき、そっちが本当の世界のような気がする。

音とダンスはいろんな垣根を無くすから、
クラブでは、職業とか年齢とかは、
その人に味付けをするだけで、あんまり意味を持たない。
世間的な地位も、一切の効力を失う。

人としてのやさしさとか、
その人がいるとどれだけアガるかとか、
いいヴァイブスを出してるかとか、
そういう人間力だけが、意味を持つ。

強いて言えば、その世界でえらいのは、
かっこいい音を知ってる人、
かっこよく踊れる人、
そして自分なりのかっこいいクラブ美学を持ってて体現してる人、
だと思う。
(もちろん、業界内の力関係とかしがらみとか
色々あるんだろうけど、そういうのはこの際、抜きにして。)

VIPルームやreserved seatも存在こそすれ、
本当はダンスフロアこそが、いちばんのVIPエリアだって思ってる。
(そして、DJブースは王座★)


eleven。
あたらしいホームができて、本当にうれしい。

伊勢神宮。

ついに行ってきました。
念願のお伊勢参り。

予報では二日間とも雨だったのに、
念のため鞄に入れて行った折りたたみ傘も結局、
一日めはコインロッカーに、
二日めは旅館のお部屋に置きっぱなし。
(端から使う気なし。笑)

二日めに至っては、3月並みの陽気で、
途中で暑くなってコートとマフラーも
フロントに預けに帰ったほどでした。
さすが、天照大神様のお膝元☆

powerビンビンでした。

↓↓↓photo report↓↓↓

一日め(外宮)

御正宮(豊受大神宮)。

なんつう自然の造形美。

何やらただならぬ妖気を感じた、豊川稲荷。

お稲荷さんて、格好いいよね。


二日め(内宮)

お早うございます。

式年遷宮で、新しく懸け替わったばかりの宇治橋。

早朝の静寂につつまれた神楽殿。


神宮杉。トトロっぽい。

鶏がこんなに綺麗な生き物だってこと、今まで知らなかった。

幸先いいね。


ちなみに、前世は神に仕える踊り子だったと
本気で信じている(笑)わたしにとって
(あ、前世が物書きだったこともあるかも。なんて)
外宮は勾玉池の奉納舞台前が、
なんだかすごく落ち着くとともに、パワーを感じる場所でした。
結局いちばん最後、自然にここに戻ってきてた。

この奉納舞台、春と秋の神楽祭や、
仲秋の観月会などの行事が
行われる場所なんだって。
神宮で、舞を愛でつつお月見なんて、
あまりの風流さに気絶しそう☆


Let's go on the stage.

"Love Saves the Day" by Tim Lawrence

間にちょこちょこ他の本はさみながら読んでたら
だいぶ時間かかっちゃんたんだけど、
やっと読み終わりました。
Love Saves the Day - a history of american dance music culture, 1970-1979』(ティム・ローレンス著)。


いや〜、内容濃かった+勉強になった+おもしろかった!!!

概要はというと、タイトルのとおり、
1970年代のアメリカ(主にNY)のダンス・ミュージックシーン
についての、DJや業界関係者の証言等を元に書かれた、
マニアックかつ是非とも知っておくべき事実を網羅した
教科書のような本なのですが。

デイヴィッド・マンキューソラリー・レヴァンなど、
今やすでに伝説レベルとなっているDJ大先生たちの
当時のプレイリストを各章に付記してくれていたりして、
それだけでもかなり一読の価値ありな、濃い〜一冊。

(わたしは約10年前ごろ、それこそ、
ダンクラ、Soul、R&B、つまり本書で言うところの
ディスコ・ミュージックで踊っていたクチなので、
各章のDJのプレイリストに登場する
Donna SummerやChic、First Choiceなどのタイトルに、
いちいち興奮。笑)

ちなみに最後の章は、気分を盛り上げるために、
Larry Levan "The Final Nights Of Paradise Garage" をBGMに読んでました。

Larry Levan "The Final Nights Of Paradise Garage" ( Sep 1987 ) PT.1

個人的には、2006〜2008年、ニューヨークに住んでいたころ
周りにいた、90年代のヴァスケス@Sound Factory(後のTwilo)
世代の生粋のNew Yorkハウスあがり(+現役)のおじさまたちが、それこそ伝説のように語っていた
パラダイス・ガラージやザ・ロフトについて
初めてちゃんと知識として知ることが出来て、
なんか、点と点が線になってつながった感覚でした。

(ちなみにわたし、当時通っていた学校の
ジャーナリズムのクラスの自由テーマの課題で、
周りのDJやクラブ関係者にインタビューして、
『NYのダンス・ミュージックの過去・現在・未来』
みたいなレポートを書いたことがあります。
わりに堅いクラスだったので、教授ウケはイマイチ、、、笑)

フランキー・ナックルズがシカゴのウェアハウスというクラブで
かけ始めた音楽が「ハウス」ミュージックの発祥となったっていう下りも、聞いたことはあったけど、何だか改めて
音楽のジャンルのルーツとか派生とかっていうことに
思いをめぐらせるきっかけとなって、印象深かった。

わたしは、ちょうどこの本の終わりの年にあたる
1979年生まれなのですが、本書いわく、
「ディスコ」という呼び方が消えて
「ダンス・ミュージック」という言葉が生まれたのが、
ちょうど1979年とのこと。
なんだかちょっと、鳥肌もののうれしさを覚えました。
(どんだけダンスバカ?笑)

あと、この本のいちばん最後になってようやく出て来たDJの名前がDanny Tenagliaだったってのも、なんか感慨深い。
と言うのも、'08年まで住んでいたNYで、
この本に登場した全DJの中で唯一生で聴いたことあるのが
ダニーだから。
NYCのPACHAで聴いた、今思えばなかなか豪華なブッキングだったRichie Hawtin×ダニーのセッション、今でも覚えてます。

・・・とまあ、なんだかブック・レビューとも言えない
とりとめもない文章になってしまいましたが、、、
今月2/18(Thu.)には、今やもはや伝説となりつつあるClub、
西麻布はYellowがelevenとなって生まれ変わるし、
ダンス・ミュージック&クラブシーンの節目とも言える今
読むのにふさわしい一冊として、
ご興味+お時間のある方は、ぜひご一読をお勧めします。

最後に、今日の一曲。
わたしが生まれた1979年のヒット・チューンでもある
ディスコ界の名曲を、お届けします。

Donna Summer - Bad Girls